この装置は、
オートレース補助事業
により購入した機器です。

 油圧式万能材料試験機
 

写真:試験機本体(左) 測定・解析用ソフトウェア(右)
1.機器の概要
今回導入した油圧式万能材料試験機は、金属材料や製品に対して最大荷重500kN(約50t)で材料試験を行う装置で、引張、圧縮・曲げ試験に対応しています。付属の非接触式伸び計によって試験片の応力-ひずみ特性が測定できます。さらに前開き式のつかみ具を備えており試験片交換が容易です。そして接続されたPCのプログラム制御によって、サイクル試験(荷重や変位の変化を繰り返す試験)、コントロール試験(試験条件を段階的に変更する試験)を行えます。付属ソフトウェアによって試験結果から材料特性の算出・解析することが可能です。
紹介ポスター (PDF:232KB)
工業技術情報 (PDF:317KB)
2.機器の仕様
〇油圧式万能材料試験機(株式会社島津製作所 UH-F500kNX)
最大試験力 500 kN
最大つかみ具間距離 900 mm
※試験機の設定により変動
ラムストローク(試験ストローク) 250 mm
テーブル広さ 650×650 mm

〇治具
引張試験 丸棒 φ12~50 mm
引張試験 平板 t0~50 mm、w50 mmまで
圧縮試験 φ120 mmまで
曲げ試験 最大支点間距離:200 mm
抗折試験 最大支点間距離:600 mm
突合せ溶接継手の型曲げ試験 t3、6、9 mm

〇付属品
測定・解析用ソフトウェア
ビデオカメラ式伸び計
3.お問合せ先
工業技術研究所浜松工業技術支援センター 材料科 / 電話:053-428-4156