この装置は、
オートレース補助事業
により購入した機器です。

 振動試験機
   

写真:振動試験機本体(左) 跳ね上がり試験(中央) 静音型加振機(右)
1.機器の概要
本機器(写真 左)は、機械金属製品や電子機器等の被試験体に対して、周波数や振幅が異なる様々な振動を強制的に与えることができる試験機です。被試験体が振動を受けることで発生する損傷や劣化、動作状況を検証しそれらの品質等を評価します。導入した試験機は、製品使用時の不具合調査等で行われている標準的な振動試験(正弦波振動や共振点探索試験等)に加え、製品輸送時の不具合調査も行えるよう、1Hzから2,000Hzまでの周波数を含んだ不規則な振動(ランダム振動試験)や衝撃的な振動(跳ね上がり振動試験:写真 中央)を被試験体に与えることができる機能・性能を有しています。また、ブロワーレスの静音小型加振機(写真 右)を使うことで、振動によって発生する被試験体からの異音評価等も行え、電気自動車部品の開発や評価等にも活用できます。
紹介ポスター (PDF:169KB)
静岡県工業技術情報(2020) No.14 (PDF:386KB)
2.機器の仕様
○振動試験機(IMV株式会社 C10/SA1AM/m130LS)
加振周波数範囲 1~2,000Hz(静音小型加振機は2~1,000Hz)
振動波形の種類 正弦波、ランダム波、衝撃波
最大加振力 10kN:正弦波(静音小型加振機は1.3kN)
最大変位 76.2mmp-p(静音小型加振機は51.0mmp-p)
その他の機能 共振点探査、非ガウスランダム波振動、任意振動波形等
3.お問合せ先
工業技術研究所沼津工業技術支援センター 機械電子科 / 電話:055-925-1103