この装置は、
オートレース補助事業
により購入した機器です。
三次元測定機のデータ処理装置
写真:
(左)三次元測定機 UPMC550(
Carl Zeiss
(
カール ツァイス
)
社製) (右)更新したデータ処理装置
「三次元測定機のデータ処理装置」を更新
自由曲面の形状も測定できるようになりました。
更新により新たな機能が付加されたことで、健康・医療機器開発関連企業等の皆様の御要望に更に対応できるようになりました。
1.三次元測定機装置概要
三次元測定機は、機械加工物などの寸法(長さや角度など)を高精度(1/1000mm単位)で計測する測定機です。
プローブと呼ばれる球体を被測定物に接触させることにより、寸法や形状(円の直径や歯車の歯形状等)を高精度で測定することができます。
データ処理装置は、三次元測定機を構成する主要な装置の一つで、主に、本体から得られる三次元のデータに様々な処理を施し、寸法計算や幾何形状(点、線、面など)の評価を行う装置です。
2.データ処理装置のソフトウェア構成
※赤色の強調文字が新規追加機能、他は更新
●汎用測定プログラム(Calypso):
点、線、面、円筒、球など基本的幾何学形状の測定及び真円度、平面度、平行度、直角度などの幾何公差の評価
●二次元形状測定プログラム(Calypso-CURVE):
断面などの二次元の輪郭形状測定
●三次元(自由曲面)形状測定プログラム(HOLOS):
球体や円柱などのように単純な数式では表わすことができない曲面(医療機器分野の膝関節インプラントや人工股関節など)の形状測定
●歯車測定プログラム(GEAR PRO involute):
歯車の形状、歯と歯の間の距離などの測定
注)CADデータと比較測定し、加工精度の確認もできるようになりました。
3.本体の仕様
※次の本体の仕様は変わりません。
●測定範囲:
550mm(X)、500mm(Y)、450mm(Z)
(使用するプローブにより測定可能範囲は変わります)
●測定精度:
1軸方向:0.9+L/400 (μm)
空間方向:1.3+L/300 (μm)
ただし、L(mm)は測定長さ
4.お問合せ先
沼津工業技術支援センター 機械電子科 / 電話:055-925-1103
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