金属3Dプリンタに関連する、浜松工業技術支援センターの主な装置を紹介します。

金属3Dプリンタ

メーカー名 SLM Solutions
型番等 SLM 280 2.0
主な仕様 パウダーベッド方式
出力:700Wファイバーレーザ×1台
造形領域:280×280×365mm
(小領域造形:100×100×365mm)
予熱プレート:200℃
最大造形速度:88ml/h
金属:アルミ、ステンレス、チタン、純銅(密度99.5%)、銅合金他
機能 高効率な熱交換器、生産能力の高い水管入り金型など幅広く造形できる。
データ作成、簡易シミュレーションで設計の支援が可能。
装置写真 金属3Dプリンタ
設置場所 浜松工技センター(金属加工試験室)
担当部署 材料科

ワイヤーカット放電加工機

メーカー名 スピーディーターゲットグループ
型番等 DK7725(5面板金カバーモデル)
主な仕様 往復式モリブデンワイヤ電極
テーブルサイズ:340×520mm
テーブルストローク:250×320mm
加工精度:0.03mm
最大加工厚さ:400mm
機能 金属3Dプリンタ造形物を造形用ベースプレートから切り離す。
装置写真 ワイヤーカット放電加工機
設置場所 浜松工技センター(金属加工試験室)
担当部署 材料科

ブラスト装置

メーカー名 不二製作所
型番等 SGF-3(B) (重力式)
主な仕様 加工テーブルサイズ:φ600mm
開口寸法:640×680mm
研磨剤:アルミナ、ガラス他
機能 金属表面にアルミナなどの研磨剤を圧縮空気で吹き付け、表面性状を滑らかにする。
装置写真 ブラスト装置
設置場所 浜松工技センター(金属加工試験室)
担当部署 材料科

ミリング加工機

メーカー名 ファナック
型番等 ROBODRILL α-D14MiB Plus
主な仕様 BBT30番 センタースルー
ゆりかごユニット(1軸回転テーブル)
テーブル移動量:500×400mm
主軸回転速度:12000回転/分
Mastercam
機能 金属3Dプリンタの造形プレートの穴あけ・表面加工や、造形物の寸法を調整することができる。
装置写真 ミリング加工機
設置場所 浜松工技センター(金属加工試験室)
担当部署 材料科

計測用X線CT

メーカー名 エクスロン・インターナショナル株式会社(現 コメットテクノロジーズ・ジャパン株式会社)
型番等 FF35CT Metrology
主な仕様 X線管:最大管電圧190 kV、225 kVの2台搭載
X線検出器:16bitフラットパネル(432×432mm)
試料サイズ:φ300×500mm以内
試料重量:約30kg以内
寸法測定精度:8μm+L/75[L=mm](VDI/VDE2630-1.3規格準拠)
機能 CFRPなどの繊細なワークから小型電子部品や鋳造品まで多種多様なサンプルに対応。
装置写真 計測用X線CT
設置場所 浜松工技センター(精密加工試験室)
担当部署 機械電子科

非接触三次元ひずみ・変形測定機

メーカー名 GOM GmbH
型番等 ATOS-Core
主な仕様 形状測定方式:ステレオカメラ法
ひずみ測定方式:デジタル画像相関法
測定エリアサイズ:
(1) 80×60mm
(2) 185×140mm
(3) 500×380mm
出力形式:STL、ASCII(点群データ)
機能 光学式3Dスキャンにより、金属3Dプリンタの造形物や既存の製品の形状を測定する。
DICによるひずみ計測に対応。
装置写真 非接触三次元ひずみ・変形測定機
設置場所 浜松工技センター(精密加工試験室)
担当部署 機械電子科

三次元測定機

メーカー名 カールツアイス社
型番等 UPMC850 CARAT
主な仕様 測定機の構造:テーブル静止式、センタ駆動方式による門移動型測定機
最大測定範囲:X850mm Y1200mm Z600mm
測定精度(μm):1軸(U1)0.5+L/900 空間(U3)0.8+L/600 (L=測定長さmm、20℃、VDI2617による)
測定圧:0.1N;0.2N;0.4N;1.0N
ソフトウェア:Calypso,CalypsoCurve
機能 プローブを当てた位置の3次元座標(x、y、z)を取得し、測定物の寸法や形状を評価する。
接触式のため、寸法、幾何公差を非常に高い精度で測定できる。
装置写真 三次元測定機
設置場所 浜松工技センター(精密加工試験室)
担当部署 機械電子科

X線残留応力測定装置

メーカー名 パルステック工業
型番等 μ-X360s
主な仕様 測定方法:cosα法
測定対象:Fe、Al、Mg、Ti、Cuなどの金属材料
コリメータ径:0.3mm、1mm、2mm
X線揺動角:10°
自動ステージ可動範囲:XY方向200mm
機能 X線を利用して金属表面に生じている残留応力を非破壊、非接触、短時間で測定する。
装置写真 残留応力計
設置場所 浜松工技センター(X線分析室)
担当部署 材料科