静岡県工業技術研究所(静岡・富士)の職員2名が、日頃の研究成果及び技術指導・人材育成等の産業界への貢献を認められ、令和5年度「中部公設試験研究機関研究者表彰(主催:中部科学技術センター)」において、産業技術総合研究所中部センター所長賞と中部科学技術センター会長賞を受賞しました

受賞概要

賞名  

産業技術総合研究所 中部センター所長賞
(研究功績者)

中部科学技術センター会長賞
(指導功労者)

受賞者

工業技術研究所 環境エネルギー科
上席研究員 菊池 圭祐

富士工業技術支援センター
研究調整官 本多 正計

業績の

名称

未利用バイオマスを原料とした
活性炭開発と電極材料への展開

医療・福祉機器の実用化・製品化
に向けた研究開発支援及び技術指導

業績

概要

 未利用バイオマス資源から多孔質炭素材料である活性炭を開発し、高付加価値化が見込める電気二重層キャパシタ用電極への応用に取り組んだ。未利用バイオマスを用いて市販品に匹敵する性能の活性炭を製造できれば、自動車産業をはじめとする国内産業への貢献とともにSDGs達成にも資する。

 電子・情報技術(バーチャルリアリティや感覚情報処理等)を活かし、医療・福祉機器に関する研究開発やそれに関連した技術指導に取り組んだ。このことにより、静岡県における健康医療産業の集積・振興(ファルマバレープロジェクトの推進)に寄与した。

受賞日・表彰式
 令和5年9月29日(金)実施