時下、ますます御清祥のこととお慶び申し上げます。

 金属3Dプリンタを県内企業の皆様に広く活用していただくため、最新の技術動向を紹介する「金属3Dプリンタ活用セミナー8」を開催します。今回のセミナーでは、機械学習を用いた造形条件の決定や材料・造形ガスの制御による、金属積層造形品の寸法精度や表面性状(きれいさ)などの品質向上について、大学や材料及び装置メーカーの方々に講演していただきます。皆様この機会にご参加くださいますよう、御案内申し上げます。

1 日時 令和6年9月25日(水)13:00 ~ 16:30

2 会場 浜松工業技術支援センター大研修室(浜松市浜名区新都田一丁目3番3号)

3 内容 

〇講演1 13:05 ~ 13:55
「金属積層造形におけるプロセス・構造設計への機械学習の活用」
 名古屋大学工学研究科物質プロセス工学専攻 助教 鈴木 飛鳥 氏
 金属積層造形は従来に比べて複雑な形状の金属部材の製造を可能とします。また、造形した部材の組織がプロセス条件に依存して大きく変化し、材料特性に影響を与えます。したがって、形状やプロセス条件を効率的に設計する必要があります。本講演では、機械学習活用によるプロセス・構造設計について紹介します。

〇講演2  13:55 ~ 14:45
「金属積層造形用粉末の技術課題とその取り組み内容」
 山陽特殊製鋼株式会社 粉末事業部 粉末技術部長 相川 芳和 氏
 本講演では、 金属積層造形に使用される金属粉末に求められる技術課題と、それを解決するための取り組み内容について、粉体特性の改善と新規合金設計の観点を中心に報告します。

〇講演3  15:00 ~ 15:50
「各種造形方式における雰囲気ガス純度の重要性及び最新技術紹介」
 大陽日酸株式会社 イノベーションユニット イノベーション事業部
 AMイノベーションセンター所長 尾山 朋宏 氏
 LPBF方式をはじめ様々な方式の金属積層造形プロセスでは、アルゴンなどの不活性ガスは欠かせない要素です。本講演ではガス中の不純物が造形品質に与える影響を述べるとともに、ガス技術の観点から粉末の取り扱いや注意点など幅広く紹介します。

〇見 学 16:00~16:30 金属積層造形品サンプルの展示、金属3Dプリンタ

4 定員 70人

5 申込方法  静岡県HP内「ふじのくに電子申請システム」にて、8/15(木)からお申込みできます。
 https://apply.e-tumo.jp/pref-shizuoka-u/offer/offerList_detail?tempSeq=13187

 ※送付いただいた個人情報は、主催者からの連絡や情報提供・事務処理に利用するとともに、講師に参加者名簿として開示します。

6 申込締切 令和6年9月17日(火)(定員に達し次第、募集終了とさせていただきます)

7 問合せ先 浜松工業技術支援センター tel. 053-428-4156 材料科 菅野