熱分析装置は、物質の温度を所定のプログラムによって変化させながら、その物質の熱的・物理的性質を温度の関数として測定する装置です。
具体的には昇温に伴い現れる「融解、分解、脱水、揮発、酸化・燃焼、膨張・収縮」といった各種状態変化を調べることができます。プラスチック・ゴム、金属、セラミックス、食品等幅広い分野に利用できます。
1 機器の名称・型式
速度制御熱分析装置 NEXTA DSC200、NEXTA STA200RV、TMA7100
2 主な仕様
DSC(熱量測定)部・・・・ 低温度域からの測定:-80℃(~500℃)
TG(熱重量測定)-DTA部・・・・ 1,000℃から50℃までの冷却時間:約20分
TMA(熱機械測定)部・・・・ 試料とプローブとの融着防止機能
3 主な用途
・DSC(熱量測定)による電線被覆用ポリエチレンの結晶性の評価解析
・TG(熱重量測定)-DTAによる加硫ゴム中のカーボンブラックの含有率
・TMA(熱機械測定)による非晶質プラスチックの成形不良原因の調査等
4 料金
依頼試験 ・・・ 12,640円 /1試料につき
機器使用 ・・・ 3,580円 /1時間につき
5 お問い合わせ先
浜松工業技術支援センター 材料科
TEL:053-428-4156