令和4年度公益財団法人JKA機械振興補助事業(公設工業試験研究所等の機械設備拡充)により、「複合サイクル腐食試験機」を導入し、使用を開始しました。
複合サイクル腐食試験機は、金属等の部品や製品を塩水噴霧・湿潤・乾燥・低温・塩水浸漬条件を組み合わせた環境負荷試験を行うことで、様々な条件における耐食性を評価できる装置です。
JIS、JASO規格に対応した耐食性試験や自動車メーカ各社の規格によるサイクル腐食試験への対応が可能であり、自動車部品をはじめとした重量のある金属部品や製品をそのまま試験できます。
1 機器の名称・型式
CCT-1LM(スガ試験機㈱)
2 主な仕様
・サイクル条件・・・塩水噴霧・乾燥・湿潤・浸漬・外気導入・低温
・試験槽寸法・・・約850(幅)×800(奥行)×1030(高さ)mm
・耐荷重・・・100kgf(均一負荷時)
・塩水噴霧・・・JIS Z 2371 準拠 中性5%塩水 温度35℃/50℃
・乾燥・・・20~70℃、湿度25%rh(60℃に於いて)
・湿潤・・・50~70℃、湿度60~95%rh(60℃に於いて)
・浸漬・・・(室温+10)~60℃、浸漬水位:約180mm、中性5%塩水
・低温・・・-20℃~20℃
3 主な用途
- 自動車部品に用いられる金属材料及び表面処理の外部環境に対する耐食性評価
- めっき及びめっきを施した金属及び樹脂材料の耐食性評価
- 構造物及び一般用塗装品の促進防食性の評価
4 料金
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5 お問い合わせ先
工業技術研究所 金属材料科 電話:054-278-3025